2011年02月01日
山のある風景

妻は、富士山の見える土地で育ったようで、富士山の見える場所をありがたがる。今年引っ越す予定の逗子の逗子海岸からも、石原都知事の太陽の碑あたりからなら富士山は望めるので、釣りが好きな私のわがままに付き合って引っ越してくれるが、富士山が見えるのだけはよかったなと思う。
一方、北関東で育った私には、富士山の存在は日本一高い有名な山であり、初めて見たときは東京タワーやジャンボジェットを初めて目にした時のような感覚でしかなかった。しかし、会社のビルの上の階へ足を向けたときや、船で海に出たときに見える富士山の雄大な姿は、やはり感動するものであるが、そこまでの思い入れは正直まだ無い。
富士山よりも上毛三山の妙義山の麓、季節によって装いを変える山々の姿は、本当に美しい。特に寒いこの時期、妙義山の脇に佇む真っ白な浅間山の雄姿は、富士の山にも決して負けない勇ましく優美な姿だ。