2011年04月10日
初マダイ

マダイ釣りで春の産卵時期に浅場にやってくることを「乗っ込み」という。釣りの世界にはいろいろな専門用語があり、その語呂がいいのか語感がいいのか、釣りをしない人でも「乗っ込み」や「マヅメ」といった用語を覚えてしまう事がある。
ちなみにマヅメは早朝の日が昇ってまもない辺りを朝マヅメ、夕方日が沈む間際を夕マズメといい、どちらも太陽と地平線の間隔、つまり「間」が「詰まっている」からマヅメ(間詰め)と表現する。マヅメは海の仲間達のお食事タイムだから釣果も伸びやすい。
さて、今回は乗っ込みマダイを求めて、初めてマダイ狙いの船で釣りに行ってきた。コマセ(まき餌)を使った釣りで、お借りした3mちょっとの専用ロッドと電動リールで望んだものの、これがなかなか難しい。コマセカゴから先、餌までの糸が6〜8mと長いので、それをからまない様に上手く扱うのが大変だし、棚取りも慣れずに悪戦苦闘。ただし、なんとか1尾40cm1kgのマダイを釣る事に成功。初のマダイ(非リリースサイズ)に感無量。
ところで、土日の船宿は通常混雑しているし、乗っ込み時期ともなればマダイを求めて更に混雑するのだが、震災や原発の件でお客さんも少ないかと思ったものの、実際には釣り人はたくさん。海にも船たくさん。これでもかって程の大船団。

自粛自粛と良く聞くけれど、東北や茨城、千葉の被害の大きかった場所の被災者を救うためには、地震で多少モノが壊れても、家もクルマもあって暮らせている私たちが、日常生活を取り戻して、元気に経済を回して支援していくのがよいと思うし、少なくとも釣り人たちの間には日常が戻ってきているようだ。
2011年02月27日
強風のカットウアカメフグ

今日は、今年初のカットウフグ釣り。
食いも渋く、途中から強風でアタリの取りにくい状況の中、なんとかアカメフグを捕獲することに成功。
使用したロッドは、ダイワのリーディング73。最近、沖釣りはみんなコレ。本当はもう少し先調子に近いロッドの方がよいみたいだけど、2ピースの利便性と軽さに負けて、フグの時にいつも使うアマノ釣具のワンピースロッドはお休み。
フグのカットウ釣りで、特にアカメフグ釣りはアタリを取るというよりも、気配を察する釣りっぽいと、改めて感じた。フグが自分の仕掛けの周りにいるとき、明確なアタリを捉えることはあまりないが、何か気配を感じるのだ。その為に五感を研ぎ澄まし続けるのだ。これが地味だがなんとも愉快。
次は更に繊細なアタリを取るべく、0.8号あたりのPEで挑戦しようと思う。
手乗りフグサイズも登場。

![]() NEW!! ダイワ リーディング73 M-200 |
2011年02月15日
海上の楽園

楽園へようこそ。
関東でも雪が降り、極寒の続く2月に、真っ青な海と空。吹き抜ける風も暖かく心地よい、そんな海上の楽園へご招待。
今日の釣り場は、金沢漁港からおよそ1時間30分の南海、東京湾というか相模湾というか、地図の三浦と館山を線で結んだところより、少々大島寄り、といったところでしょうか。よくわかりません。
大きな地図で見る
しかし、富士山がそびえ、

近くに大島が見え、

海が青くて、地球は丸い!

ついでに、釣れる魚もトロピカル!!

水温も高めで、先月の初雪釣行が嘘のよう。
さて、これからどんどん暖かくなって、いろんな釣りもの目白押しかな?と思ったのも束の間、まだまだ地上の楽園、とはいかないようで。

2011年01月31日
初雪のライト五目
ゆっくりと空は闇に包まれ、陽の光を失った大地では、植物は枯れ、動物は死に絶え、永い暗黒の時代が始まるだろう。

冬の日曜日のぽかぽか陽気、昼過ぎからのんびりと金沢漁港を出発したライト五目船は、潮止まりの食いの悪さに手を焼いているうちに、気付けば真っ黒な空に囲まれていた。
本日の狙いは、カサゴにイシモチ、アジにキスなど、八景〜横須賀あたりで手軽に釣れる魚たち。ほぼ満員の船のなか、ぽつりぽつりとイシモチをメインに型を見るが、私のおろしたてのゲームロッドを満足させるアタリはなかなか訪れず、コココンッと水中に引き込まれるのを心待ちに、柔らかな穂先を見つめていた。しかし、目に映ったのは引き込まれる穂先ではなく、白い雪。
お隣さんと「雪?雪でしょ?」と言葉を交わして間もなく、雪は本降り、吹雪に。防寒ウェアを着てはいるが、港を出る時には暑かったので、使い捨てカイロを1枚はがし、フリースはクルマに置いてきてしまった。ひどく後悔。
横須賀沖から観音崎、東京湾口方向を見やると、真っ黒な雲に覆われ視界は非常に悪い。東京湾口から八景、ちょうど富士山の見える方角へ向け、すっぽりと雪雲に覆われ吹雪いているようだ。相模湾方面や本牧方面は晴れているのに。しかも、この雲はまったく動かない。

寒いから魚が動かず釣れないのか、寒さで人間の動きが鈍く誘いが足りず釣れないのか。何れにしても寒さが起因しているに違いない。しかも釣れないと運動量も減り、身体の熱がどんどん失われていく。指先の感覚は既に無い。
ここは太平洋の東京湾、確かこの先には南国ハワイがあるはずだ。釣りはもういいから、この雲から抜け出して南の楽園ハワイを目指してもらえないだろうか、船長。

いつからか、天気予報は「当たったらもうけもの」くらいの精度になった気がする。それは気象予報士の門戸が広く開かれたからではなく、単に現代の気象が人間の分析能力を超えた領域に入ってしまったのだと思う。カンタンに言えば異常気象。ゲリラ豪雨にゲリラ雷雨の次はゲリラ吹雪まで登場だ。
こういった異常気象の原因とされる地球温暖化の改善のため、世界中で二酸化炭素排出量の削減を目指すフリが進行中。数字のつじつま合わせ的な排出量取引などをしている程度では到底不十分に思えるし、どこぞの大国などが、自分のところは発展途中だから先進国と同等の排出基準は納得いかないとか言うが、今この危機にあるのは世界中どこもいっしょ。近代化の道を歩むのであれば、排出量を抑えながら発展する技術を開発するなどすればよいのではないか。自分だけ、という考えをやめてお互いを尊敬しあえれば、世界ぐるみで達成し改善できるはずだ。
我々日本人は昔から相手を思いやる気持ちに長けている。義理と人情の精神を心の奥に強く刻んでいる。この気概を世界に広めれば、温暖化だけではなく戦争や紛争も解決するかもしれないと思うが、サッカー国際試合後の渋谷のあの様子では、そんな日本人も自分さえ主義にシフトしたのか。

さて、今日も船の上、釣り人同士、どっちが悪いでもなくオマツリしてしても、自分の糸を犠牲にして相手を思いやって譲り合う。日本人に生まれたからこそ、こうして釣りが楽しめるに違いない。少なくともこの船の上は"旧来の"日本人ばかりだ。と、極寒の東京湾で、じっと穂先を見つめる時間が長かったためか、そんなことに思いを巡らせる。
しかし、やはり釣れない上にものすごく寒いので、とりあえずハワイを目指してくれないだろうか、船長。

冬の日曜日のぽかぽか陽気、昼過ぎからのんびりと金沢漁港を出発したライト五目船は、潮止まりの食いの悪さに手を焼いているうちに、気付けば真っ黒な空に囲まれていた。
本日の狙いは、カサゴにイシモチ、アジにキスなど、八景〜横須賀あたりで手軽に釣れる魚たち。ほぼ満員の船のなか、ぽつりぽつりとイシモチをメインに型を見るが、私のおろしたてのゲームロッドを満足させるアタリはなかなか訪れず、コココンッと水中に引き込まれるのを心待ちに、柔らかな穂先を見つめていた。しかし、目に映ったのは引き込まれる穂先ではなく、白い雪。
お隣さんと「雪?雪でしょ?」と言葉を交わして間もなく、雪は本降り、吹雪に。防寒ウェアを着てはいるが、港を出る時には暑かったので、使い捨てカイロを1枚はがし、フリースはクルマに置いてきてしまった。ひどく後悔。
横須賀沖から観音崎、東京湾口方向を見やると、真っ黒な雲に覆われ視界は非常に悪い。東京湾口から八景、ちょうど富士山の見える方角へ向け、すっぽりと雪雲に覆われ吹雪いているようだ。相模湾方面や本牧方面は晴れているのに。しかも、この雲はまったく動かない。

寒いから魚が動かず釣れないのか、寒さで人間の動きが鈍く誘いが足りず釣れないのか。何れにしても寒さが起因しているに違いない。しかも釣れないと運動量も減り、身体の熱がどんどん失われていく。指先の感覚は既に無い。
ここは太平洋の東京湾、確かこの先には南国ハワイがあるはずだ。釣りはもういいから、この雲から抜け出して南の楽園ハワイを目指してもらえないだろうか、船長。

いつからか、天気予報は「当たったらもうけもの」くらいの精度になった気がする。それは気象予報士の門戸が広く開かれたからではなく、単に現代の気象が人間の分析能力を超えた領域に入ってしまったのだと思う。カンタンに言えば異常気象。ゲリラ豪雨にゲリラ雷雨の次はゲリラ吹雪まで登場だ。
こういった異常気象の原因とされる地球温暖化の改善のため、世界中で二酸化炭素排出量の削減を目指すフリが進行中。数字のつじつま合わせ的な排出量取引などをしている程度では到底不十分に思えるし、どこぞの大国などが、自分のところは発展途中だから先進国と同等の排出基準は納得いかないとか言うが、今この危機にあるのは世界中どこもいっしょ。近代化の道を歩むのであれば、排出量を抑えながら発展する技術を開発するなどすればよいのではないか。自分だけ、という考えをやめてお互いを尊敬しあえれば、世界ぐるみで達成し改善できるはずだ。
我々日本人は昔から相手を思いやる気持ちに長けている。義理と人情の精神を心の奥に強く刻んでいる。この気概を世界に広めれば、温暖化だけではなく戦争や紛争も解決するかもしれないと思うが、サッカー国際試合後の渋谷のあの様子では、そんな日本人も自分さえ主義にシフトしたのか。

さて、今日も船の上、釣り人同士、どっちが悪いでもなくオマツリしてしても、自分の糸を犠牲にして相手を思いやって譲り合う。日本人に生まれたからこそ、こうして釣りが楽しめるに違いない。少なくともこの船の上は"旧来の"日本人ばかりだ。と、極寒の東京湾で、じっと穂先を見つめる時間が長かったためか、そんなことに思いを巡らせる。
しかし、やはり釣れない上にものすごく寒いので、とりあえずハワイを目指してくれないだろうか、船長。
2011年01月16日
ライトタックル・アジ

最近釣りの話題があまりないのは寒いから。そもそも冬はあまりルアーの釣りモノが周辺の海にない。寒さこらえて夜メバルを釣りに行っても近年のブームからか先行者は避けられない。そこに割り込んでいくほどの図太い神経も持ち合わせていないので、家でぬくぬくと他の趣味に没頭しているほうが性に合う。かといって冬はずっと釣りをしないでいられるかというとそうでもなく、ルアーがだめならと沖釣りなどに出かけてみることも。やはりご近所の漁港から半日船があるので手軽さがよいし、夕食に採れたての魚を食べれるというメリットも。
というわけで、今回はライトタックルのアジ釣りに挑戦。
いつものように八景島をながめながら出港。釣り場までもそれほど遠くないのがよいところ。30号の錘が一体になったコマセカゴにイワシのミンチを8割くらい入れて、仕掛けのハリには青イソメか岩イソメの小さく切ったものを。八景あたりでは通常のライトタックル向け仕掛けよりも長い、ビシアジ用の仕掛けがオススメらしい。天秤は25センチほどの長さのもの。常連さんのクッションゴムは輪ゴム!
船長さんの棚の指示は底から。水深30M位のところで底から2〜3Mくらいが今回の棚だったので、着底後に棚まで巻いて鋭くしゃくってこませを出す。しばらくするとプルプルっとアタリがくるので、ここで慌てずもう少し焦らしてみると、さらに重さが増す。2点掛け成功。アジ2匹でも30Mから巻き上げを繰り返すと結構疲れるので、小型の電動リールがちょっとだけ欲しくなった。
最終的な結果は25センチまでのアジ14匹に、大きなイシモチ2匹、小さなキス1匹。アジ釣りっていうとかなり入門な雰囲気があるかもしれないけれど、やはり常連さんの半分しか釣れなかった。合わせ自体はほとんど向こう合わせであるものの、手返しや棚取り、コマセワークなどがやはり下手なのだ。ここは素直に反省しつつ次回へ向け執念を燃やす。
さて、家に帰ってからのお楽しみはもちろんアジ尽くし料理。刺し身になめろう、塩焼きにアジフライ、、、でも塩焼きだけはイシモチに負ける。外道のイシモチは結構釣れるので、もしイシモチも狙ってみたい場合は、一番下のハリに青イソメを少々長めにつけ、低めの棚取りをするといいだろう。
さあ、次回「江戸前沖釣り日記」の釣りモノはいかに?
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2011年01月03日
アカメフグ釣り

さて、今日は年末にチャレンジしたアカメフグ釣りをひとつ。
以前ショウサイフグ釣りでカットウ釣りデビューを果たした私は、2度目のチャレンジにアカメフグを選択。というか、沖釣りの先輩にお誘いいただき、たった1度でカットウフグ釣りファンになった私はしっぽを振って参加させてもらいました。
前回ショウサイフグの時は、家からちょっと離れた三浦半島の下の方より船が出ましたが、今回は私の家の近所である金沢漁港から船が出るのと、半日船があるので比較的気軽にできるところが面倒くさがりな私には良いところ。悪いところというか、難しそうなところは、ショウサイのように数が出ないところ。逆に、釣れればショウサイフグよりも型が良く、2キロオーバーも夢ではないとか。実際、初めての私も船長さんの親切なアドバイスを事前に受けた甲斐あって、1.5キロのアカメフグを筆頭にトラフグあわせ4匹を釣ることに成功。美味しいフグ料理にありつけました。
また、釣り場も野島沖、八景沖、富岡沖と近場であるのも良いですね。出港してからあまり待たずに釣り開始できます。ベイサイドマリーナの沖でトラフグ釣れるなんて思いもよりませんでした。朝日に赤く染まるシーパラを眺めながらの出港もオツなもの。

今回は前日の大荒れの天気が影響してか、餌取りもあまり登場しないほどの渋さでしたが、その中でもアタリが多く出たときは、餌の甘エビを贅沢にもこんもり団子状になるくらいカットウの大きなエサ針に付けたとき。今回お世話になった忠彦丸さんでは、甘エビは使い放題なので、あまりけちらずにハリに付けたほうが良さそうと気付いたのは終了まで1時間くらいの頃でしたが・・・。
最後に使用した釣具ですが、いつものアマノ釣具製ライトロッドに、シマノメタニウムMg DC7のレフトハンドルモデル。ハンドル位置は好みでしょうが、DCはキャスティングゲームでなく、ライトな沖釣りでも広めに探る時などは大活躍します。アンダースローで軽くキャストする際に「チュイーン」という音とともにブレーキがかかり、うっかりバックラッシュして地合いを逃したりすることも劇的に減るのです。DCの沖釣り活用は個人的には超オススメです。
忠彦丸さんでは今年も年始よりアカメフグ船は出船しているようです。ウェブページの割引などを活用すれば半日5,500円で遊べ、夕食に一家で美味しいフグ三昧にもありつけるかもしれません。フグ料理を食べに行ったら5,500円じゃ1人前がいいところですから、釣りも出来るしコストパフォーマンス高いですよね。
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2010年11月13日
テンヤゲームへの道

APEC開催前から横浜、川崎辺りでは地方県警の警察官が巡回や立番をされていて、その姿はまじめそのもの。
一方都内でもいたるところで検問がおこなわれたり、高速道路の入り口付近を監視している警察官がいたりこちらも厳戒態勢です。街中を2〜5名くらいで巡回する警察官など、50mも歩けば警察官に出くわすほど。
でもね、私が横浜や川崎で見かけた秋田県警、滋賀県警などの警察官がまじめに周囲に目を光らせているのに対し、都内の警察官はチャラいんですよ。高速の出口にいたのはミニバンの覆面車の運転席で帽子をダッシュボードにのせてタバコをプカーーーっとふかしている警察官だったり、街中で巡回しているのも仲間同士でだべってたりするのばかり。近くでむちゃな運転するトラックがいても注意すらしやしない。
たまたま私が見た複数の警視庁の名前を掲げた警察官の皆さんがそうだったのかもしれませんが、日本の首都を守っている自覚を持ってくださいよ

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さて、テンヤ真鯛という釣法が大流行していますが、私もぜひチャレンジしたいと思っていました。しかし、ちょっと遠くまで行って船に乗らなければいけないので、遠いしまあ来年くらいには、と考えていましたが、ひょんなことからチャンスがめぐって参りました。さあ、これはかなりテンションあがります。ルアーフィッシング界の著名人である村越さんや田辺さんもがハマる楽しい沖釣り、テンヤゲーム。さっそく道具をそろえようと考えました。
とは言っても、そんなに豪華にそろえられるだけの予算はないので必要最低限でやりくりしたいところ。リールは2500番あたりを使うようなので、これは手持ちのものでカバー。ラインもちょうどフグ用にかって出番のあまりなかったPE0.6号があります。となると、やはり買わなければならないのはロッドでしょうか。
あまりお金はかけたくないけれど納得のできそうなもが欲しいし、今回釣行する予定の場所はアオリも狙える可能性があるので、できればティップランにも使えそうなの、というわがままな要求を満たすロッドがなんとありました。
それがクロステージのこれ↓

メジャークラフト クロステージ ティップラン&テンヤ CRJ-782SC
これで1万円ちょっとの価格はすごい!
でも、どこにもありません。品切れです。次回入荷は12月だとか・・・。
残念です。無念です。クロステージのソリッドティップモデルなど、柔らかい穂先をもつモデルは価格の割に軽くて良い竿、しかも魚のかかりも良い!というのをメバル用で散々味わいましたから、売り切れは本当に残念です。
他に気になるテンヤ用というと炎月でしょう。しかしながら、これにも悩ましい問題が・・・

シマノ(SHIMANO) 炎月 一つテンヤマダイ 255M
タフテックソリッド穂先のモデルがもうすぐでる!それを待つべきか、これを買うべきか?
迷います。炎月だと若干予算オーバーかな。。。1万円台でこれは!というのが見つかるといいのですが。
写真:警視庁にだってまじめな警察官はいるのさ by iPhone 3GS
2010年11月05日
怪釣!カットウフグ

突然ですが、フグ釣りに行って参りました。
今回はじめて挑戦したのは、カットウを使った東京湾や千葉県の一部で行われている伝統的なフグ釣りです。
釣れるフグは主にショウサイフグという種類で、たまにトラフグやサバフグ、いつものクサフグなども混じります。
釣れたらクサフグ以外はフグ免許を持った船宿でさばいてもらい、家に持ち帰って美味なる料理へと変貌します。
しかしながらこの釣り、あのおちょぼ口のフグがカットウ仕掛けに付いている甘エビや赤エビをつついている時のびみょーーーなアタリをとらえて即合わせをすることで、仕掛けの一番下にあるカットウ針(バーブレスのトリプルフックの様なもの。鮎釣り用の針とも似ています)でフグを引っかけるというなかなか技術を要する釣りで、初めての私に釣れるかどうか不安でしたが。。。無事ゲット!

しかしながら、簡単に釣れたわけではなく、1匹目をゲットするまでには時間がかかりました。出船後の数時間はヒイラギとアジしか釣れず、ポツポツと周りがフグを釣り上げる中、とことんアジ狙いモードに入ったりもしました。ゲームロッドだとアジもプルプルという引き味が楽しいですからね。
しかし、地合い到来なのか群れに的中したのか、船中でフグが連続して上がり始めると、ヒイラギとアジのアタリは完全に判別できるようになった私の手元に違うアタリが。すかさず合わせて1匹目を捕獲後連発します。サイズもなかなかなの大型ぞろい。
結局、ショウサイフグx5、サバフグx1、クサフグx1(リリース)、アジx5、真鯛小(リリース)x1、真鯛極小x1(リリース)、カワハギx1、ヒイラギ極小x5、エソx1(もちろんリリース)という結果で、1日存分に楽しめました。
本命ショウサイフグはたった5匹?と思われるかもしれませんが、この日は船中トップは7匹ですから初のカットウ釣りとしてはなかなかでしょうか?
そして、さばいてもらって持ち帰ったフグは、ナベ、唐揚げ、刺し身でとってもおいしくいただきました。フグ刺しは薄く切ったものと、大胆にぶつ切りにしたものを皿に盛りつけ、軽くカボス(酢橘が品切れだった)を搾り、2cmほどの長さに切った分葱と一緒にポン酢でいただきます。フグ鍋は昆布でとったダシに野菜や豆腐、そしてフグのぶつ切りをいれ、これまたポン酢でいただきます。個人的に一番好きなフグの唐揚げは、ぶつ切りにしたフグを醤油に浸けておき、小麦粉を軽く付けてから片栗粉をまぶし、サラダ油+ゴマ油でこんがりきつね色になるくらい揚げます。アツアツの唐揚げにはカボスを搾ってそのままいただきますが、外側はサクサクでなかはホクホクのフグの身がたまりません。

サバフグあわせて6匹だと、夫婦二人で食べるには十分すぎる量でとっても満腹。また、なべ用の野菜を買いに行ったついでに買った日本酒・男山がフグによく合い、至福の時を過ごすことができました。
というわけで、わずかなアタリを感じ取って"掛ける"カットウフグ釣って面白く食べておいしいなんとも素晴らしいゲームフィッシングです。ぜひ機会があればおためしください!


ダイワ(Daiwa) 極鋭 ゲーム 170 フィール
今回私が使用したのはアマノ釣具の錘負荷20号185cmの安くてできの良いゲームロッド(廃盤)でしたが、より「掛ける」楽しみを味わうため、ダイワの極鋭ゲームが欲しくなりました!
カットウフグ釣りの釣り方は大塚さんの著書で解説されています。私もこれを読みました。